法被

町や流ごとに違い、法被で所属がはっきりわかる。
法被には2種類ある。実際に山舁きのとき着用するのが→水法被。勢い水を浴びるとこらからこの名前がついた。前を固く結ぶ。転んだ時でも法被を掴んで、起こしやすい。そして締め込み(白や紺)。小さい子供は赤が可愛い。足は脚絆、地下足袋。もうひとつは→長法被。久留米絣で、6月1日から祭り終了まで着用が認められる。足は雪駄か下駄。期間中の正装で冠婚葬祭もこれで行く。一流ホテルでも出入り自由。

江戸時代の山笠屏風絵などを見ると、全員が裸で下帯び(へこ)だけで、足はわらじか、裸足です。明治に入り、文明開化の影響で、揃いの法被を着るようになった。山笠以外では、正月3日の箱崎宮玉せせりなどは今でも下帯び(へこ)だけです。

中洲流、千代流、東流は流でデザインを統一している。西流、恵比須流、土居流、大黒流は構成町ごとにそれぞれ違うデザイン。


流別長法被姿
       
中洲流 西流
冷泉町
千代流 恵比寿流
上竪町
     
土居流
西方寺前町
大黒流
すノ三
東流