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博多祝い唄(祝い目出度)と博多手一本

博多祝い唄(祝い目出度)

おめでたい席ではもちろん色々な集まりの最後に締めとして唄われる。追い山櫛田入りには、一番山笠にだけ許される唄。
元唄は、伊勢音頭と言われ、お伊勢参りに出かけた人たちが、そこで歌われる唄を覚えて、故郷に持ち帰った。
全国各地に、同じような歌詞があるが音符がなく、節回しが違ってきた。

 

一、祝いめでたの 若松さまよ 若松さまよ
   枝も栄ゆりゃ 葉も繁る(しゅげる)
  ※エーイーショウエー エーイーショウエー
  ショーエ ショーエ (ア)ションガネ
  アレワイサソ エーサーソー エー ションガネ※
一、こちの座敷は 祝いの座敷 祝いの座敷
   鶴と亀とが 舞い遊ぶ
    (※はやし言葉繰り返し)
一、こちのお庭に お井戸を掘れば お井戸を掘れば
   水は若水 金が湧く
    (※はやし言葉繰り返し)
一、さても見事な 櫛田の銀杏(ぎなん) 櫛田の銀杏
   枝も栄ゆりゃ 葉も繁る
    (※はやし言葉繰り返し)
一、旦那大黒 ごりょさんな恵比寿(えべす)
    ごりょさんな恵比寿
      でけた子供は 福の神
    (※はやし言葉繰り返し)
一、あんた(ああた)百まで わしゃ九十九まで
    わしゃ九十九まで
      ともに白髪の生える(はゆる)まで
    (※はやし言葉繰り返し)

博多手一本(博多一本締め)

 

祭りは集団行事。何かと決まり事も多いし、あいさつも多い。そこで使われるのが、「博多手一本」です。協議がまとまると、「異議ありません。」と手を入れる。後日、異議は唱えないという、暗黙の約束がある。大変重い意味を持った大事な手順です。会合など集まりの締めなどでも必ず。また、もめごとがあった場合でも両成敗となり、手一本を入れ、あと文句を言わない。宴席などでは、博多祝い唄のあと、手一本を入れる。福岡証券取引所でも、大初会、大納会で用いている。関東の”三本締め”よりゆったりしてる。 足を軽く開き、手を肩幅以上広げない。

 

よー シャン シャン
まひとつしょ シャン シャン
祝うて三度 シャシャン シャン
(よーと三度)
→→
省略するところもあり

よー シャン シャン
まひとつしょ シャン シャン
オイサ シャシャン シャン