今年も博多の夏がはじまった!

 福博の夏を彩る博多祇園山笠(7月1日〜15日)の準備が一日、本格化した。各流では、棒洗いや注連下ろしなどの神事が行われ、博多祇園山笠振興会の総会では、この日解禁された山笠の正装・当番法被に袖を通した各流の役員たちが今年の山笠の無事を誓い合い、 祭りの成功を祈り、「博多手一本」で締めくくった。
 この曰は、今年新たに加わった飾り山笠「天神一丁目」も初めて当番法被を披露。博多の街は当番法被に身を包んだ博多っ子であふれ、各流でも本番に向けた神事が本格化した。今年の一番山笠・千代流と二番山笠・恵比須流は同日午前、山小屋(山笠の格納庫)の建設予定地を清める「注縄下ろし」を実施した。千代流は同日夜、決起集会に当たる「祇園寄り」も行い、本番に向けた団結を誓い合った。
 総会では、九月に福岡市東区の人工島(アイランドシティ)で行われる「全国都市緑化フェア」(アイランド花どんたく)に舁き山を披露することを申し合わせた。
アイランド花どんたくで今年の一番山笠・千代流の飾り山を披露し、七流の計三百五十人で舁き山を舁く方針が示された。