中洲流

西日本一の歓楽街「中洲」の山笠で、そのためか、かき手はどことなく粋。戦後生まれの流。水法被の文字「中洲」は流れるような書体で、勢い水にぴったり。飾り山も豪華。

構成 中洲1~5丁目の5カ町
総勢 約1,000人
赤手拭の数 約60人
西流

大博通りを隔てて、東流の向かい側の冷泉、店屋、綱場、奈良屋町の4町で構成。旧西町流に岡流、櫛田流、福神流の一部の大所帯。追い山コース上に山小屋が立つ。

構成 大博通りの西側12カ町
総勢 約1,000人
赤手拭の数 約100人
千代流

戦後生まれの流。千代一~六丁目で運営、小・中学校とも同一で、児童の参加も多く、団結力ときずなが強い。子供山笠もあり、地区ぐるみで燃えている。平成二年から飾り山も参加。

構成 千代1~6丁目の24カ町
総勢 約1,300人
赤手拭の数 約200人
恵比須流

伝統を誇る流れの一つ。三笠川沿いの上呉服町から大博町にかけてと、旧綱場町・旧石堂町・旧中町がフランチャイズ。住民が減って流れの維持が困難な時期もあったが、若手らを育成することなどで克服。

構成 11カ町
総勢 約800人
赤手拭の数 約89人
土居流

旧十ヵ町で構成。それぞれが絣の当番法被、水法被を着用。「白」の法被も多いなか「紺」の集団は、いかにも伝統を感じさせる。櫛田神社前の通りは通称「土居通り」で、この両側が地盤。町名整理で「土居町」は消えたが「流れ」には生きている。

構成 主に土居通り沿いの10カ町
総勢 約800人
赤手拭の数 約40人
大黒流

博多川沿いの下川端町(一部上川端町)から、須崎、古門戸町にかけての流れ。主に旧町単位の十二ヵ町で構成されている、伝統が色濃く残されている。法被も町ごとに異なる。

構成 博多川東側の12カ町
総勢 約800人
赤手拭の数 約88人
東流

大博通りの東側の町々で構成される。旧町ごとに参加しているが、当番法被、水法被は流れで統一。飾り山を持ち、呉服町交差点に建てる。

構成 旧東町筋の19カ町
総勢 約1,000人
赤手拭の数 約76人